工場見学へ行こう！ブログ

小出製作所さんへ行ってきました。



平野駅から15分。
小出シンバルは住宅街が立ち並ぶ一角にある小さな町工場。
そして大阪発の国内唯一のシンバルメーカーなんです！！

かつては有名メーカーのティンパニーや低価格ドラムセットのシンバルを
製作していたということで吹奏楽部や軽音楽部だった方は
お世話になっている方もいるかもしれません。






工場内には普通のシンバルからわざと歪ませたシンバル、小さいシンバルなど
試作品も含めたさまざまなシンバルがずらり。
もっと音に伸びが出るようにしてーとかピッチ高めにしてーとか
手でいい音なるの作ってーとか音にこだわりのあるミュージシャンからの
依頼があるんだそうです。





まずは丸にするところから始まります。
シンバルの他にも小出製作所ではへら絞り加工製品を作っています。



これは船の部品。手前のものが奥のたらいのような形に。



他にも電車の部品や地下電信柱の部品とか。




次にシンバルの中央部分のカップを成型します。



機械のハンマー後、手で調整していきます。
ハンマー作業が一番音を左右するそうです。



最後にシンバルを削ります。
すべての工程で音が変わるということでシンバルは同じ製品でもなかなか
同じ音を作ることは難しいそうです。



そしてシンバルが完成。すぐ出荷。ではなくて3ヶ月くらいねかせるそうです。
出来上がりすぐのシンバルは金属が元に戻ろうと常に緊張している状態なので
青々しいキンキンした音がなるとか。
ねかせることでまろやかな音に変わります。
年代もののシンバルを20万円だしても欲しいというマニアの人もいるとか。

シンバルがこんなに奥深いものだとは…と思った見学でした。
一緒に来ていたドラマーはお気に入りの１枚を見つけ連れ帰っていました。



大阪市平野区加美正覚寺1-22-32
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