工場見学へ行こう！ブログ

桑田金属製作所さんへ行ってきました
ものづくりのまち東成区にある桑田金属製作所は
航空機や鉄道車両などの部品を手がける金属加工会社。




板金やパイプがプログラミングされた図面に沿って



カットされて



曲げたり



溶接したりして



できあがり。



一見わからないんですがこれは東京メトロと新幹線N700系の一部だそうです。



桑田金属製作所さんにあるレーザーカット機は世界初の大口径の長尺丸パイプも
カットせずに自由に加工できるもの。



この部分で丸パイプをしっかりと固定することができます。



そして、レーザーを使ってこんなことができますよ！というアピールのために
作り始めたのがこのオブジェたち。



年が明けるたびに作っていた十二支シリーズ。
始めにつくったのはねずみ。
コツをつかめば虎や犬など複雑な物も作れる様になったとか。

製作過程は


これを



レーザーでカットし



曲げると猫のできあがり。
溶接部分は一切なくカットと曲げだけで作られています。
丸パイプから作られたことがわかるように丸みが残されているのですが
よくみても丸パイプから作られているとは思えない作品です。

試作品を作るときに使うのがなんとトイレットペーパーの芯
アイデアが思いついたら切ったり曲げたりするのにちょうどいいそうです。



大きいものではティラノザウルスなど。



このような桑田社長の活動もあり多方面からの注目をあつめ、
オブジェ製作などの依頼も来るようになったという。
そこで見せてもらったのが切れ絵作家久保修さんの作品。
角パイプを使用した灯篭はとても美しい仕上がりとなっている。



また道頓堀にある道頓堀極樂商店街のこの看板や、
ユニバーサルスタジオジャパンのウォーターワールドで使用されている
飛行機も手がけたそうです。



大阪らしいユーモアあふれる工場見学となりました。


見学可(連絡要)
〒537-0003　大阪市東成区神路3-2-8
電話　06-6975-2234