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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2008年12月12日

人形工房 松寿




人形工房松寿さんへ見学に行ってきました。
人形工房松寿さんでは雛人形、市松人形をつくる大阪の人形工房です。



作業場へ。
思ったよりもたくさんの人が作業していました。




工房では雛人形、市松人形などがあちらこちらに。



これは着せ替え用の人形なんだとか。上等な着せ替え人形です。



ミニチュアの着物。すごく綺麗な刺繍が施されています。




そして、尾山人形。女性らしい曲線美がいいですね。
これを作られている方は福井さん。
もうかれこれ50年は働いているそうです。すごいっ!!
年齢は…秘密です。



そして、メインとして作られている雛人形の行程を拝見。
まずは商品の企画。
雛人形は毎年同じだと思っていたのですが毎年毎年違うそうです。
もうすでに再来年の雛人形の企画が行われています。




薄い生地を重ねたオーガンジーやスワロフスキー、ビーズ等を
使ったものも。刺繍もすべて手刺繍だそうです。




素材やデザインが決まると生地を裁断します。
お内裏様の胸元はちゃんと柄が合うように裁断されているそうです。



裁断した生地は腕の部分と胴の部分、別に作り縫製していきます。



こんな感じで着物ができます。



これを着せていく人形。本体はこれ。



昔はこのようないぐさや藁で作られていたそうですが
今では桐の木が使われているいそうです。
さらに松寿さんでは虫除け効果のある楠がはさみこんであります。





その銅に襟をつけていきます。




襟をつけた胴に綿を使って肉付けをし着付けていきます。



そして腕折り(かいなおり)。
一見、簡単そうにみえるこの腕折も着付け以上の技術を要するそうです。



こちらは官女。




そして完成したものに頭をつけます。
頭が並んでいるとちょっと怖いです…。
頭となる部分は頭師という役割があるそうです。



完成ー。すごく綺麗です。



続いて展示されている雛人形を見せていただきました。
たくさんある雛人形の中で一番のお気に入りはこの雛人形でした。
お雛様の色あわせが春らしく、着物に施されている刺繍が可愛かったです。



存在感大のおぼこ雛。初めてみました。こうゆうのもあるんですねー。



そして!!スワロフスキー雛人形!現代風です。



着物の生地を使った犬のお雛様とお内裏様。



極めつけはテディベアが雛人形。なごみます。
これを制作するのに20日ほどかかったそうです。



そして市松人形も展示されていました。市松人形も年々変わっているそうです。
ピアス付きや巻き髪など現代風な物も。



こちらは展示用に松寿で働く方が制作されたそうです。
刺繍、ビーズ、全て手作業なんだとか。



そして先程の福井さんが制作した尾山人形。
花魁バージョン。

ずーっと出していない雛人形。今年は出してみようかなと思いました。
松寿さんの人形は全国の百貨店や人形専門店で販売されています。
百貨店では実演を見る事もできます。現在、大阪ではないようです泣き
2009年
1月10、11日 ひな人形製作実演  横浜髙島屋
1月17、18日 市松人形製作実演  いよてつ髙島屋
1月24、25日 ひな人形製作実演  福岡岩田屋
1月31日 ひな人形製作実演  新宿髙島屋
2月1日 ひな人形製作実演  日本橋髙島屋


人形工房 松寿(HP)

〒577-0843 大阪府東大阪市荒川1丁目10番4号
TEL 06-6722-0161/FAX 06-6727-1455
工場見学について(要予約)
見学日 月曜日~金曜日(祝日を除く)
一般の方:小さいお子様もOK 但し、保護者同伴です。
団体の見学も受けつけています。
※同業者の方はご遠慮いただいております。

  


Posted by 大阪の工場見学スタッフ at 15:42Comments(0)
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